「しずおかの海交流会2025」を開催しました②
令和7年2月25日、静岡駅ビルパルシェ会議室にて「しずおかの海交流会2025」を開催しました。
つなぐ会会員同士の交流と活動発表を目的とし、17団体57名が参加しました。
【プログラム】
1 インスタグラムフォトコンテスト表彰式
2 魚食促進関係の取組み紹介(やさかなプロジェクト)
3 つなぐ会会員交流会
プログラム1、2は前の記事をご覧ください。
3 つなぐ会会員交流会
新規入会した4会員と既存の2会員から、スライドを使って事業概要の説明や活動報告の発表していただきました。

パートナー 海をまもろう。
子どもの「楽しい!」が世界を救う。をモットーに子どもも大人も楽しいビーチクリーンを目指して主に吉田町で活動されています。
海をまもろう。さんの活動は、お子さんが海の生き物がプラゴミを食べて死んでしまう事を知り、学校帰りにごみ拾いをするようになったことから始まったそうです。
子どもたちがビーチクリーンを楽しむ様子を動画で見せていただきました。(子どもの楽しい!は最強。)
会場で出た緑茶のテトラパックは、海をまもろう。さんに資源回収していただきました。「ゴミとみる?資源とみる?」を考えていきたいと感じました。
つなぐ会の活動発表では、ビーチクリーン団体による初めての発表でした。
家族会員 小川真知子さん、真祐子さん
海と日本プロジェクト「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト3期生」「漁する女子ジャパン」に参加している小学5年生の真祐子さんは、3年前に開催した「しずおかの海体験教室」の「青山沙織さん深海魚観察会」をきっかけに深海魚に興味を持たれたそうです。
「かぶりものでふりかえるしずおかの海イベント」
県内の海イベントに足を運び、自ら製作する生き物を模したかぶりものを紹介していただきました。
「海おしゃれ」ファッションは、声を掛けてもらえたり、一緒に写真を撮りたいと思ってもらえて、交流のきっかけになるそうです。
興味を持ったものに親子でとことん楽しむお二人の発表から、海に親しむワクワク感が会場にも広がりました。
パートナー 浜名湖ネイチャーズ
・浜名湖を守る無人島の掃除
・浜名湖を豊かにするアマモの育成
・浜名湖を未来に繋ぐ子供の湖の体験教室
毎月1回行っている無人島(いかり瀬)の清掃活動の様子や、さまざまな水棲生物をはぐくむ(海のゆりかご)アマモ保護活動について、元漁師の間瀬会長からお話していただきました。
アマモの大切さを伝えていきたい!という熱意を感じ、もっと深くまでお話を聞きたくなりました。

法人会員 フジ物産株式会社
「フジ物産×〇〇 色いろ、やってます。」
静岡市清水区に本社をおく地域密着の総合商社「地域社会を明るく元気に」というスピリットの元、石油、漁業用餌料、冷凍水産食品などの販売、養殖、発電事業、スポーツなど多岐にわたる事業展開をされています。
ミルクフィッシュ養殖、まぐろの尾の身のメニュー開発などのお話を伺いました。
2025年に清水で立ち上げる新拠点では、人が集まる場所として、いろんな仕掛けが企画されているようです。
応援会員 沼津工業高等専門学校
「知財のTKY(寺子屋)」と呼ぶ課外活動
「駿河湾と発想法TRIZで拓く新しい観光モデルと教育プログラム」
駿河湾の魅力を発信することを目的として、駿河湾の地形や生物などを解説するビデオ教材の作成、駿河湾の地形の理解を深めるため小型3D模型教材の開発、これらの教材を活用して駿河湾フェリーや伊豆天城白壁荘などで駿河湾教室を行い、従来の運ぶ船から教育の船、泊まる宿から教育の宿としての新たな観光モデルの展開に繋げました。
小型3D模型は、駿河湾フェリー乗船中に短時間で作成できるようにするという課題を紙粘土を採用することでクリア!なんと10分で製作できるそうです。
駿河湾フェリーの船内でできる「AR体験」の深海魚の監修もされています。
パートナー MORE企画
「山から海まで。地球まるごとお掃除中」(2024年に拾ったゴミの量は6,000kg!!)
MOREとは・・・Mountain Ocean River Eeath
伊豆半島の海ゴミ一掃プロジェクト(水中清掃)の活動報告では、ダイバーが水中から引き揚げた大型ゴミ(便器や自転車など)の写真スライドで、陸上ゴミが海洋ゴミになっていること、海がゴミ箱になっている現実を伝えていただきました。中には長い年月放置された末サンゴなど海の生き物の住みかになっているものもあり、それは海に戻しておくそうです。
ゴミ拾いをしたいだけなのに潜水許可が取れず苦労されたお話や、伊豆の山林でゴミだらけの岩崖を見上げる写真を紹介しながら、ゴミとは概念であり、ゴミと呼ばれるもののない世界を目指しているとお話に、自分達にできることは何かを考え、見過ごしている事実に目を向ける大切な機会となりました。
MORE企画白井さんは企業や学校での講演会もされています。
最後のフリータイムでは、参加者同士の名刺交換など活発な交流が行われていました。
つなぐ会では、これからも海に関わる色々な業種や活動をするさまざまな人たちの横繋ぎをしていきます。