
浜名湖を豊かにするために、海のゆりかごと呼ばれる水草「アマモ」の保全活動を続けています。
2025年(令和7年)4月、約5年ぶりに弁天島の沿岸でアマモの復活を確認しました。また、湖西市新居町付近でもアマモが群生化していることを確認しました。
2022年(令和4年)6月から活動を開始しました。(浜名湖ネイチャーズ立上げ時から)
浜松市中央区舞阪町弁天島のいかり瀬及び弁天島海浜公園で活動しています。
アマモ・コアマモです。
5月上旬から6月下旬にかけて、繁殖のために海中を漂うアマモの種子(花枝:かし)を採集し、光合成を促す期間、光を遮断して低温を維持する期間など3か月以上かけて熟成させます。
9月頃、種と幹を分ける作業により種を選別し、冷蔵庫に入れて保管します。
11月頃、紙粘土を円盤状にしたものに種を10粒ほど詰めて、フリスビーのように湖面に投げ入れる方法で湖内に植え付けたり、瓶の中で発芽させ育てたものを2月~3月頃に田植のように植えたりしています。
海流が早く、苗などが流されやすいことです。また、資金面で制限がかかってしまうことです。
まずはアマモを知ってもらうためにも、一緒に活動に参加して欲しいです。
浜名湖ネイチャーズさんは、現在、アマモプロジェクトを開催しています。
今年度は、第1回目(R7.4.22):アマモ場の見学会、第2回目(R7.5.25):アマモ
の花枝摘みを実施したほか、今後は、アマモ種の選別、種の放流、苗の移植などを予定されているということです。
また、公益財団法人浜松・浜名湖ツーリズムビューローと連携し、「浜松・浜名湖だいすきネット」にてアマモツアーも開催しています(時期によります)。
2025年4月に弁天島で、5年ぶりにアマモが復活したことは、テレビやラジオ、新聞に多数取り上げられ、浜名湖ネイチャーズと代表の間瀬泰成さんの取組が注目されています。
代表の間瀬泰成さんから、「静岡からアマモを増やす活動を日本中に広めたい。そして、その思いをみんなでつなぐ架け橋となることを願っている。アマモを気軽に見に来てほしい。」とのコメントをいただいています。