しずおかの海体験教室(海岸清掃/地引網体験会)を開催しました

令和6年11月23日(土)、清水区三保内浜にて「しずおかの海体験教室(海岸清掃/地引網体験会)」を開催しました。(参加者93人)
<プログラム>
1 「静岡県美しく豊かな海保全基金」寄附金贈呈式
2 ごみ拾いアプリ「ピリカ」の紹介
3 地引網体験会
4 海岸清掃
まず初めに、「静岡県美しく豊かな海保全基金」寄附金贈呈式が執り行われました。

「静岡県美しく豊かな海保全基金」は、静岡の海の「美しさ」「豊かさ」を未来に引き継いでいくために創設された基金であり、静岡県における海洋環境の保全や水産資源の回復に資する取り組みの支援に使われています。
今回の清掃活動も、この基金を活用して実施しました。
マックスバリュ東海(株)では、駿河湾に面する11市町にゆかりのある企業と共同して、駿河湾をデザインした商品を開発し、その売り上げの一部を「駿河湾を守るための活動」に役立てる地域循環型の取組みを実施しています。

「駿河湾デザイン商品」・・・こんなに色々な商品があるんですね!
どなたでも、駿河湾デザイン商品を購入することで、駿河湾を守る活動に参加できます。

続いては、ごみ拾いSNS「ピリカ」の紹介です。

株式会社ピリカの市川さんより、「SNSピリカってどんなもの?」というところから、その利用方法を説明をしていただきました。
静岡県内で実施したごみ拾い活動を「ピリカに投稿」すると、ウェブサイト「ふじのくにしずおかクリーンアップ!~美しく豊かな静岡の海を未来へ〜」(https://shizuoka-tsunagukai.pages.pirika.org/)にその情報が表示されます。
拾われた場所や、ごみの数を”見える化”することで、現状の認識と、今後の活動計画に役立てることが出来ます。
投稿にコメントをしたり、”ありがとう”を付けたりして、ごみ拾い活動を行う人同士のコミュニケーション、イベント投稿で参加者募集も行えます。
また、令和6年8月19日から「不法投棄通報システム」が導入されました。県内の不法投棄を見つけたら、SNSピリカから通報が可能です。
※静岡県ウェブサイト<不法投棄撲滅対策>
(https://www.pref.shizuoka.jp/kurashikankyo/recycle/1049488/index.html)
この後、三保真崎まで移動して、いよいよ地引網の開始です。
三保地引網保存会の方から、地引網の仕組みや、手順を教わっている間に、漁師さんが船で網を仕掛けます。
船が戻ると、参加者は二手に分かれ、網を引きます。
引きながら後方へ移動していき、また前方へ戻って引いていきます。
二手の網を引く速度が合わないと、仕掛けた網に隙間ができて、魚が逃げてしまうので、「富士山側の人達は、もう少しゆっくり!」など、漁師さんの掛け声で、調整します。

なかなかの力作業に、額に汗を滲ませる参加者も・・。
「ストップ!!」の掛け声の後、子供たちを先頭に、大人たちもみんなで引き上げられた魚たちをのぞき込んでいました。
獲れた魚の名前や特徴を、漁師さんが丁寧に説明してくれました。

魚はじゃんけんをして、勝った人から欲しい魚を1匹ずつ選んで持ち帰ることができました。

立派なマダイ!!(60センチ)

他にはアオリイカ、フグ、カワハギ、ウニ・・などが獲れました。
獲れたばかりの新鮮な魚に触れ、静岡の海を身近に感じる体験となりました。
地引網体験会は、次年度も計画していますので、お楽しみに。
次回は清掃活動の報告をします。