名前の由来は最大の特徴である鋸状の吻(ふん)で、和名、英名どちらも「ノコギリ」ザメです。
吻の中ほどにある長いひげで泥底の小動物を探し出し、吻で掘り出して捕食したり、魚群に突っ込み、吻を左右に振って魚を傷つけて捕食したりします。[1][3]
刺激を与えなければ人を襲うことはありませんが、万が一襲われた場合にはノコギリに注意しましょう。
肉質は良く、臭みもないため、かまぼこなどの練り物の原料になります[1][2][3]。また、フライや煮付け、湯引きにして酢みそで食べても美味しいそうです。
類似した姿のノコギリエイとは分類上全く異なります。
ノコギリザメはここで飼育されています。
レア度 ★★★☆☆(★の数が多いほどレアです)
1. 小学館 日本魚類館
2. Compagno, L.J.V., 1984. FAO Species Catalogue. Vol. 4. Sharks of the world. An annotated and illustrated catalogue of shark species known to date. Part 1 - Hexanchiformes to Lamniformes. FAO Fish. Synop. 125(4/1):1-249. Rome, FAO.
3. 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)