
アンコウ目アカグツ科に属します[1]。アカグツ科の魚は扁平で頭部が円盤状ですが(アカグツ参照)、フウリュウウオ属は三角形で鼻先が尖っています。アミメフウリュウウオ属は 吻端はとがっていません[2]。フウリュウウオは漢字で風流魚と書きますが、趣のある、という意味より、風変わりな、という意味に由来するのではないかと考えられています[3]。現在、日本には5種(フウリュウウオ、カギフウリュウウオ、ワヌケフウリュウウオ、コワヌケフウリュウウオ、ゴマフウリュウウオ)のフウリュウウオ属が生息していると言われています[4]。腹鰭と胸鰭を使って、海底を這うように移動します。フウリュウウオの仲間を展示してある水族館はあまり多くありませんが、沼津深海水族館、サンシャイン水族館、三津シーパラダイス、名古屋港水族館などで会うことができます。
レア度 ★★★(★の数が多いほどレアです)
1. 益田一ほか(編). 1988. 日本産魚類大図鑑, 第二版. 東海大学出版会
2. 石井英雄. 2022. 深海の生き物 超大全. 彩図社
3.名古屋港水族館. 2022/01/03. "こっちを向いて♡|名古屋港水族館ホームページ<公式>". https://nagoyaaqua.jp/news/staff/14111/, (2023/03/23参照)
4.高知大学理工学部生物科学科 海洋生物学研究室. 2003/04. "2003年 4月 フウリュウウオ Malthopsis lutea Alcock, 1891 (アンコウ目アカグツ科)". https://www.kochi-u.ac.jp/w3museum/Fish_Labo/TopPageFishes/TopPageFishes.html/200304Cover.html, (2023/03/23参照)
5. 池田博美・中坊徹次. 2015. 南日本太平洋沿岸の魚類. 東海大学出版部