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駿河湾深海魚の
ふか〜い話
DEEP SEA STORIES IN SURUGA

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アカグツ

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ふか〜い話

アカグツは、コウモリに似ているということで、英名でbatfishと呼ばれていますが[5]、アンコウ仲間です。写真にもありますように、かなり小さいですが擬餌状体(エスカ)も他のアンコウ同様、顔の前に付いています。
頭部背面および体部側面に星形の基底をもつ強い棘があります。[2]
泳ぎは上手くなく、胸鰭と腹鰭を手足のように使い海底を歩くように移動する事もあります。[2][5]
インターネット上では名前の由来の一つとして、アカグツの「グツ」がヒキガエルの 古い呼び方である「クツ」との説も紹介されていますが、定かではありません。写真・動画を見ると感じられるように、まるで手足のように4本の鰭を使い海底を歩く姿や、全体が赤いヒキガエルのようにも見えるからかもしれません。円盤のような平たい体に小さな眼と口がある可愛い魚です。
底曳網漁で捕獲される事があり[4]、煮つけや味噌汁等で食べてみた報告がネット上にはありますが、それらによると、白身で美味しいようですが、形状からもわかるように骨と皮ばかりで身が少なく、食用には向かないようです。
レア度 ★★(★の数が多いほどレアです)

詳しい情報

学名
Halieutaea stellata Vahl, 1797
和名
アカグツ
英名
batfish
分類群
アンコウ目アカグツ亜目アカグツ科アカグツ属
サイズ
30センチ程
形態的特徴
体は円盤のような縦扁形で大小の棘があり、この棘に混じり微小な骨質こぶ状物 が多数あります。体の背面は赤みの強い色をし、不規則な暗色斑があります。[1][2]
生態
水深50~400mの砂泥底に生息し、 新潟県~九州西岸の日本海・東シナ海沿岸、青森県八戸~日向灘の太平洋沿岸、瀬戸内海、東シナ海;朝鮮半島西岸南部・南岸、済州島、中国青島、中国東シナ海・南シナ海沿岸、台湾、インド-西太平洋に分布しています。[7][8]
捕獲日
2020年12月25日, 2021年4月21日, 2021年9月11日

出典

1. 東海大学出版会 日本産魚類大図鑑
2. 世界大百科事典 第2版 平凡社
3. 日本大百科全書(ニッポニカ) 小学館 
4. ブリタニカ国際大百科事典 ブリタニカ・ジャパン
5. 普及版 世界大博物図鑑 2 魚類 平凡社
6. 精選版 日本国語大辞典 小学館
7. 東海大学出版部 南日本太平洋沿岸の魚類
8. 東海大学出版部 日本産魚類検索

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